北海道視察(環境、福祉、原子力防災)

視察報告:北海道

期間:平成27年11月5日(木)~10日(火)

 

<主な報告>

1、NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(11月6日 浜中町)

・霧多布湿原センター、湿原見学

・法人事務所にて三膳時子理事長より、湿原保護・環境教育・グリーンツーリズムについて概要説明、質疑

 

日本の最東端、北海道根室市の隣町の浜中町に広がる霧多布湿原を視察した。日本で3番目に大きな湿原で、国内最大級の花の湿原を保全しようと、地元の方々がナショナルトラスト運動を展開してきた。そのフィールドを案内していただき、認定NPO法人霧多布ナショナルトラストの保全活動、前身の団体の1986年からの経過、民有地買い取り、環境教育や自然体験活動について、三膳時子理事長から話を伺った。

 

2、NPO法人地域生活支援ネットワークサロン(11月7日 釧路市)

・地域起業創造センター見学

・コミュニティハウス冬月荘見学、生活困窮者自立支援事業の学習支援事業見学

・自立援助ホーム見学

・暮らしの共済サービス事業見学

・社会的包括サポートセンター・よりそいホットライン見学

 

釧路市を拠点に地域で誰もがいきいきとした生活を送るための事業に取り組むNPO法人地域生活支援ネットワークサロンを訪問。障がい、介護、生活自立支援などの全国的に先進的な取り組みを高橋信也代表理事から伺った。北海道でも有数の事業型NPO法人であり、生活困窮者自立支援事業も含め多様な事業展開を図っている先進的な取り組みで大変参考になった。

中間就労受け入れ事業がない状況のなかで、自分たちで作りだしていこうと、雪かき、草刈り、買い物代行など、高齢者ができにくくなっている仕事を引きうけながら生活困窮者の就労訓練の場にしていく「暮らしの共済サービス事業」を立ち上げていたが、中間的就労、就労訓練の一つのモデルとなる可能性があると感じた。地域にこうした団体を育て、団体が自らの意欲で地域や行政を巻き込んでいく状況作りを福井県としてどのように取り組んでいけるか、12月議会で取り上げたい。

 

3、北海道庁総務部原子力安全対策課(11月9日 15時30分~16時30分)

北海道議会を訪問、道庁総務部原子力安全対策課長から、泊原発における原子力防災、広域避難計画について概要説明を受けた。

北海道の泊原発に関する広域避難計画については、避難が長期化するという想定で、学校や体育館などは一次滞在場所と位置づけ、1日もしくは数日程度までの滞在とし、ホテルや旅館へすぐに入る計画で宿泊機関ともすりあわせをしていた。避難受入自治体の多くが避難者受け入れマニュアルを策定しており、避難元と避難先自治体間で災害協定や個別の覚書の締結も進めていた。これらについて福井県においても進めていくよう12月議会で取り上げたい。またこれらには北海道庁が主導的な役割を果たしているとのことで、広域避難計画は、市町の取り組みでは限界があり、県、さらには国の役割が重要と実感した。